子供の歯列矯正におけるメリット・デメリット
子供の歯並びが悪いと感じたら、親目線では気になるものですよね。とはいえ歯列矯正は決して簡単なものではないので、いつ始めるべきか、どこまで効果があるのかがを不安に感じる方もいらっしゃいます。
そこで今回は、子供のうちに矯正をしておくとどんなメリット・デメリットがあるかを解説します。
歯列矯正における主な5つのメリット
むし歯や歯周病を防ぐ
歯を矯正すると見た目がよくなるのはもちろんですが、むし歯や歯周病を防ぐ効果があります。歯並びが悪いとどうしても磨き残しができやすく、そのため口内にさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
滑舌が良くなる
歯並びが悪いと滑舌も悪くなってしまいます。特に、いつまでもサ行やタ行をはっきり発音できない場合は、歯並びが原因かもしれません。矯正をすることで発音の悪さを改善することができます。
抜歯の必要性が少ない
小児矯正は顎の骨の成長速度に従って治療を進めていくため、大人の矯正と違って抜歯をする可能性が低くなります。矯正装置に早いうちから慣れておくことも治療を進めていく上で負担軽減につながります。
脳や胃腸の働きに効果が期待できる
歯並びが良くなることで噛み合わせが改善され、食べ物を噛む回数が多くなります。顎をしっかり動かすことにより唾液の分泌が促され、消化機能の働きも促進し、さらには脳の血流を増加して活性化させる効果が期待できます。
コンプレックスが解消される
歯並びの悪さがコンプレックスとなり、思いきり笑うことができなくなる可能性があります。外見を気にし始める思春期前までには、しっかりと歯列矯正を行っておきたいものです。
歯列矯正における主な3つのデメリット
違和感やストレスを感じることがある
歯の表面につけるブラケット矯正は見た目が気になるだけでなく、常に口の中に物がある違和感が大きなストレスになる可能性もあります。
本人の努力が欠かせない
矯正器具は長期間つけておく必要があるため、継続して治療する本人の意思が非常に大切です。
矯正期間が延びる可能性がある
子供の顎の成長が終わるのは高校生になる頃だといわれています。そのため、顎が適切に成長するまで検診を続ける必要があり、人によっては矯正期間が長くなることがあります。
まとめ
このように子供の歯列矯正にはいくつかのメリットとデメリットがあります。子供の歯並びはなるべく早くきれいにしてあげたいものですが、子供にとって不快な器具を歯につけて、日々の生活に支障が出るかもしれないという心配は当然のことです。
そうしたあらゆる心配事は、ぜひアップル小児矯正歯科まで気軽にご相談ください。当院は20年以上にわたって、2,300人以上のお子さまの矯正治療を行ってきました。安心してお越しください。