マウスピース矯正とは、取り外しのできるマウスピースを、1日に決められた時間装着して行う歯列矯正です。ワイヤーや金具を使わず、透明なマウスピースで治すので、矯正治療中も目立たないといったメリットがあります。また、食事や歯を磨く時など、取り外しが可能ですし、少しずつ動かすので、痛みもありません。
ただワイヤーを使った矯正治療に比べ、治療結果に限界あることや、患者様自身が装置を使わないと治療期間が長くなりやすいといったデメリットもあります。
一般的な矯正治療方法です。歯の表側にブラケットという金具を取り付けて、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を動かしていく最もスタンダードな矯正方法です。当院では前歯につけるブラケットは、金属製ではなく白い目立たないものを使用しています。
上アゴと下アゴの骨が著しくずれている方の場合、矯正治療とアゴの骨を切って正しい位置にもどす外科手術を併用して治療します。この方法で治療する際には、矯正治療も外科手術も健康保険適用となります。
苫小牧市立病院、苫小牧日翔病院、北海道大学病院と協力して、顎変形症に対する矯正治療を行っています。この治療のためには、厚生労働省の定めた施設基準を満たさねばならず、苫小牧市では当院だけが承認されています(2015年現在)。