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【歯並びを治したい方へ】歯並びが悪くなる原因と治療方法をご紹介

きれいな歯並びをしている人の笑顔は思わず目を引く美しさがあり、周りの空気も明るくしますよね。そこに憧れを抱きながら、自分の歯並びをコンプレックスに感じ、悩んでいる方はいらっしゃいませんか。

当院では歯並びをきれいにする方法として歯列矯正をおすすめしていますが、その前にまずは歯並びを悪くする原因を改めて知り、今後どのような対策が自分に合っているかを検討しましょう。今回は原因と対策の一部をご紹介します。

 

歯並びが悪くなる原因とは

主な原因は「遺伝」と「癖」の2種類です。

顎が小さい、上顎と下顎の大きさが違う、歯の生え方があまり良くないといった生まれつきの理由に関しては、遺伝による影響が大きいとされています。一方、癖というのは小さい頃の指しゃぶりや爪噛み、口呼吸などを指し、長い間歯に負担をかけているためバランスを崩すことがあります。

また、むし歯が原因で乳歯が生え変わる時期よりも早く抜歯した場合、永久歯が生えるまでの間に他の歯が空いたスペースを埋めようと動いてしまうため、あとから生えてくる永久歯の位置が乱れてしまうことがあります。これは大人になってからも同じで、歯周病などで歯を抜いたまま放置してしまうと悪い歯並びにつながります。

 

悪い歯並びの種類

上顎前突

いわゆる出っ歯と呼ばれる症状で、上の前歯が標準値よりも前方に突き出ている状態を指します。遺伝により上顎の骨が下顎の骨より前方にあることで生じますが、指しゃぶりや舌で上の前歯を押す癖により継続的に前歯に力を加えることでも生じる可能性があります。

下顎前突

いわゆる受け口と呼ばれる症状で、下の前歯が上の前歯よりも前方に突き出ている状態を指します。遺伝により下顎の骨が大きいことや、習慣化してしまった口呼吸で下の前歯を押す癖により生じる可能性があります。

開咬(かいこう)

奥歯が噛み合った状態において前歯は噛み合わず、上下の前歯に隙間ができる状態を指します。おしゃぶりや指しゃぶりなどを長期間続けていたことや、習慣化してしまった口呼吸が原因で生じる可能性もあります。

叢生(そうせい)

顎の広さが十分でなく歯が生えるスペースが足りなかったり、歯同士が押し合って生えていることで、歯並びがガタガタになっている状態を指します。歯並びが悪いといわれている人の約4割が叢生であり、乱杭歯(らんぐいば)とも呼ばれたり、八重歯もこれに該当します。日本では八重歯がかわいいと言われることもありますが、噛み合わせが悪い状態なので治療が必要です。

 

歯並びを治すには歯列矯正

大人になってからも歯列矯正を行うことは十分に可能です。しかし周りの人にあまり知られたくなかったり、接客業や人前に立つ仕事をしている場合は、できるだけ矯正装置を目立たなくしたいですよね。

それを解決するべく、最近は従来の金属製ブラケットではなく、白色のプラスチックやセラミックのブラケットを用いたり、歯の表側ではなく裏側に装着する方法が多くなっています。さらに「マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)」と呼ばれる透明のマウスピースを用いた方法も注目されています。

 

代表的な5つの矯正方法

マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)

取り外し可能な透明のマウスピースを装着して歯並びを整えていく方法です。目立ちにくく、食事や歯磨きに支障がないのが特長といえます。一方で、効果を得るための装着時間は1日あたり20時間以上と長いため、治療への強い意志や自己管理能力が求められます。マウスピースを外している時間が長すぎると治療の効果が出づらく、長期化してしまう恐れがあるので注意しましょう。

フルブラケット矯正

歯の表面にブラケットという金具を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を最適な位置に移動させる最もスタンダードな方法です。一般的なのは金属製ですが、歯と同化して見えるような白い素材を用いるなど目立たない工夫も進んでいます。

裏側矯正(インコグニート)

歯の裏側に矯正装置をつける方法も浸透してきており、中でもドイツ製の「インコグニート」という装置が成果をあげています。インコグニートは最先端のCADやCAM技術、コンピュータで制御されたロボットを使用して、オーダーメイドで装置を作ります。そのためブラケットより薄く、ワイヤーは複雑な歯の形状に合わせて曲げられます。歯の裏側につけるので目立ちにくい一方、違和感や痛み、異物感があります。

部分矯正

歯並びや噛み合わせに問題がある部分だけに装置をつける方法です。前歯の矯正に用いられることが多いですが、奥歯など他の部分にも利用できます。全体矯正と比べて手軽なことから近年利用者が増えています。最大のメリットは費用を抑えられる点で、全体矯正のおよそ3分の1の費用で済むことが多いです。また、装置をつける範囲が狭いため日常生活における違和感が少なく、お手入れも簡単。早くて半年ほどで治療が完了することもあります。

外科手術

上顎と下顎の骨が著しくズレている場合、顎の骨を切断し、正しい位置に戻す外科手術を行います。こうした顎の形や大きさの異常、バランスの乱れによる噛み合わせのズレは顎変形症と呼ばれ、そのための治療には厚生労働省が定めた基準を満たす必要があります。外科手術を検討の際は、治療の可否を事前に病院に確認しましょう。

 

 

歯列矯正のメリット

歯並びが悪いと、第一にむし歯や歯周病につながりやすくなります。しっかり歯磨きをしたつもりでも、重なっている歯と歯の間や、歯と歯茎の境目などが磨ききれていないことが多いです。また、噛み合わせがよくないので食事がしづらくストレスになったり、症状がひどいと頭痛や肩こり、顎関節症など体へのさまざまな影響もあります。

歯列矯正により歯並びを整えることで心身への悪影響を防ぐだけでなく、フェイスラインがシャープになったり、笑顔に自信が持てるようになったりもします。

 

まとめ

歯並びが悪くなる原因は遺伝や癖など多岐に渡ります。いずれの原因にしろ、歯並びは歯列矯正によって整えることができるので、検討してみてはいかがでしょうか。

アップル小児矯正歯科では上記の5つの矯正方法のうち、裏側矯正以外の4つの矯正治療が可能です。あなたに合った治療を一緒に探しましょう。

※マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、未だ日本では薬機法対象外の矯正歯科装置であり,医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

ご予約/お問合せ
0120-567-418
 または 0144-35-5524
医療法人 社団PDS アップル小児矯正歯科
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