歯列矯正と聞くと、子供の頃に行うものだと思っていませんか?実は大人になってからでも矯正を行うことは可能です。大人の歯は永久歯が定着しており、歯列矯正には子供より長い時間を要することになりますが十分間に合います。
そこで今回は、大人になってからでもできるおすすめの矯正治療法をご紹介します。すでに手遅れだと諦めていた方は必見です!
方法1.リンガルブラケット矯正
歯の表面に矯正器具を装着する従来の方法とは逆に、歯の裏側に装着する方法です。裏側に矯正器具を取り付けることで目立ちにくいため、特に接客業や営業職の方におすすめです。
ただ、矯正器具に舌が引っかかることがあるため、慣れるまでは違和感があったり発音のしにくさを感じるかもしれません。
方法2.ハーフリンガル矯正
表側の矯正と裏側の矯正を併用した方法です。見られやすい上顎の歯は裏側に矯正器具を取り付け、舌が当たりやすい下顎の歯は表側に取り付けることで、発音のしにくさを回避します。リンガルブラケット矯正に比べると金額が下がるため、できるだけ目立たず費用を抑えたい方におすすめです。
方法3.マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、アメリカのアライン・テクノロジー社によって開発された透明のマウスピースを用いた方法です。
「クリンチェック」というコンピュータを利用して歯の移動を三次元的にシミュレートし、完全オーダーメイドのマウスピースを治療が終わるまで順々に取り替えて矯正していきます。
最大の利点はマウスピースが透明で目立たないこと。また、取り外しが可能なため食事や歯磨きに支障がなく、金属アレルギーの人でも安心して利用できます。ただ1日あたり20時間ほど装着する必要があります。
矯正する前に知っておきたいこと
前提として歯列矯正に年齢制限はありませんが、大人になってからの矯正にはある程度のリスクが伴うことを認識しておく必要があります。
激しい痛み
子供の歯と比べて大人の歯はすでに位置が固まっているため、歯列矯正の初期はかなりの痛みを感じることが多いです。徐々に痛みは収まりますが、鎮痛剤を服用する場合もあるので、歯科医師と相談しながら治療を進めましょう。
定着までに時間がかかる
大人の歯は動かした後に元に戻ろうとする力が加わりやすいため、歯並びが固定するように保定装置というものを長い期間つけておく必要があります。あくまで目安ですが、定着までにおよそ3~5年かかるといわれています。
カウンセリングへ
大人になってからの歯列矯正について、代表的な矯正方法をリスクと共にご紹介しました。
矯正を諦めていた方でも、必ずしも手遅れというわけではありません。これを機に歯列矯正を行いたいと思った方は、アップル小児矯正歯科までお問い合わせください。あなたに合った矯正方法を検討しましょう。
※マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、薬機法対象外の矯正歯科装置であり,医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。